2010年04月13日
岡部の旧道で藍染を楽しむ
今回ご紹介するのは藤枝市岡部町の
岡部の旧道沿いにある アトリエタカオ
ガラガラっと戸を開けると、奥から藍の風が ふっー と通るような気持ちの落ち着く空間。
入ったところにある昔ながらのつくりの家のつくりと囲炉裏に
思わずひとやすみしたくなってしまいます。
いつも笑顔で対応してくださるのは 染物屋3代目 増井隆夫さん。
いろんな方を案内する度に、建物の解説や藍のお話を丁寧にしてくださいます。
また、服のパターナーでもある隆夫さんの作品はとても綺麗な仕立てられていて
藍のシンプルさや表現を引き立て合っています。
岡部の総合案内所にもポスターが展示されているのでチェックしてみてくださいね。
また、短歌の先生でもあるとのことで!!
審査員として市外に出かけておられることもしばしば・・。
さて、この昔ながらの建築でもある増井さん宅には
染物に使うための工夫が随所に施されているんです。
反物を一反(一反というと、着物が一枚分。幅36cm×長11m) 張ることができる仕組みがあったり
藍甕の下には甕を暖めるための空間があったり
あっ!あそこに!!ホントだ~ と、その工夫の発見がなかなか楽しみでもあります。
ひらけた芝生の中庭をぬけると、なんと明治から!使用されているという藍甕染が8基。
漆黒の穴が8つ? ぬるりと艶っぽく光っています。
この藍甕の部屋の独特!!の香りが、私はなんとも言えず好きなのですが
体験に来る中学生や小学生には衝撃的のようです 笑
藍には藍の華が咲くって、皆さん知っていました?!
藍の甕に浮かんでいる泡の塊のようなもの これが藍の華。
これで藍の状態がわかるとのこと。
「華」だなんて、なんだか素敵な表現ですねー。
さて、今回は岡部中学の生徒さんが体験に来ています
今日は最終段階の「染」の時間!
藍の話や 藍甕に入る前の藍の塊を触ったり 匂いをかいだり
友達同士で笑いあいながら楽しく進行していきます
これまでデザインを考えたり、のり付けをしてきた布を ついに藍色に染めていきます。
先生や、増井さんご夫妻の教えのもと、その時はみんな真剣です。
染めて 干して を繰り返し・・・
最後は水の中にジャブジャブっと浸けて洗います。
余分なゴミや藍を洗い流すんですね。
干すとくっきりみんなの絵や文字 デザインが現れてきました。
うーん なかなか凝ったモノを作るなぁ~!!
なかなか みんなの発想力はすごい。
あっ。これはな何を描いたの??
そうかー。ファンになってるジャーニーズの・・ ライブとかに持ってけそうだね~ 笑
すばらしい作品がせいぞろいです。
みんなを送り出した後、増井ご夫妻やお手伝いに来てくれた方々が一息。
かれこれ10年以上も子供たちを受け入れて、体験授業を行っているそうですが
毎回 大変だけど楽しい とのことです。
そんな藍染め教室も、日々の藍の管理などの苦労の賜物。
「藍は生きものです。」
と言う隆夫さんは、いい藍色を出すために
毎日毎日・・何があっても欠かさず藍甕をかき混ぜては様子をうかがっています。
また、11月~3月は甕を暖めるためにヒーターを下に入れたりするそうで。
これは、もともとは籾殻(もみがら)などを入れて、煙を出して暖めていたとのことですよ。
なかなか藍の「ごきげん伺い」も楽ではないんですね。
肌に優しく、染め物としても古くから日本人に愛用されてきた藍染。
隆夫さんの工房では瞬間瞬間に変化する藍の色を楽しみながら、
オリジナルの藍染ストール等を作ることが出来ます。
独特の藍の香りに包まれて、その魅力に引き込まれてしまうひととき。
出来上がったらそのまま、優しい風に吹かれながら岡部の旧東海道を歩いてみるのも良いかもしれないですね。
また、工房では、布地や糸などを染め、服・小物などを作り販売しています。
近くにお出かけの際には、立ち寄ってみて下さいね。
◇
アトリエ・タカオ
〒421-1131 藤枝市岡部町内谷90
tel/ 054-667-0228
増井さんご夫妻、お手伝いの方、岡部中学校のみなさん ありがとうございました!
岡部の旧道沿いにある アトリエタカオ
ガラガラっと戸を開けると、奥から藍の風が ふっー と通るような気持ちの落ち着く空間。
入ったところにある昔ながらのつくりの家のつくりと囲炉裏に
思わずひとやすみしたくなってしまいます。
いつも笑顔で対応してくださるのは 染物屋3代目 増井隆夫さん。
いろんな方を案内する度に、建物の解説や藍のお話を丁寧にしてくださいます。
また、服のパターナーでもある隆夫さんの作品はとても綺麗な仕立てられていて
藍のシンプルさや表現を引き立て合っています。
岡部の総合案内所にもポスターが展示されているのでチェックしてみてくださいね。
また、短歌の先生でもあるとのことで!!
審査員として市外に出かけておられることもしばしば・・。
さて、この昔ながらの建築でもある増井さん宅には
染物に使うための工夫が随所に施されているんです。
反物を一反(一反というと、着物が一枚分。幅36cm×長11m) 張ることができる仕組みがあったり
藍甕の下には甕を暖めるための空間があったり
あっ!あそこに!!ホントだ~ と、その工夫の発見がなかなか楽しみでもあります。
ひらけた芝生の中庭をぬけると、なんと明治から!使用されているという藍甕染が8基。
漆黒の穴が8つ? ぬるりと艶っぽく光っています。
この藍甕の部屋の独特!!の香りが、私はなんとも言えず好きなのですが
体験に来る中学生や小学生には衝撃的のようです 笑
藍には藍の華が咲くって、皆さん知っていました?!
藍の甕に浮かんでいる泡の塊のようなもの これが藍の華。
これで藍の状態がわかるとのこと。
「華」だなんて、なんだか素敵な表現ですねー。
さて、今回は岡部中学の生徒さんが体験に来ています
今日は最終段階の「染」の時間!
藍の話や 藍甕に入る前の藍の塊を触ったり 匂いをかいだり
友達同士で笑いあいながら楽しく進行していきます
これまでデザインを考えたり、のり付けをしてきた布を ついに藍色に染めていきます。
先生や、増井さんご夫妻の教えのもと、その時はみんな真剣です。
染めて 干して を繰り返し・・・
最後は水の中にジャブジャブっと浸けて洗います。
余分なゴミや藍を洗い流すんですね。
干すとくっきりみんなの絵や文字 デザインが現れてきました。
うーん なかなか凝ったモノを作るなぁ~!!
なかなか みんなの発想力はすごい。
あっ。これはな何を描いたの??
そうかー。ファンになってるジャーニーズの・・ ライブとかに持ってけそうだね~ 笑
すばらしい作品がせいぞろいです。
みんなを送り出した後、増井ご夫妻やお手伝いに来てくれた方々が一息。
かれこれ10年以上も子供たちを受け入れて、体験授業を行っているそうですが
毎回 大変だけど楽しい とのことです。
そんな藍染め教室も、日々の藍の管理などの苦労の賜物。
「藍は生きものです。」
と言う隆夫さんは、いい藍色を出すために
毎日毎日・・何があっても欠かさず藍甕をかき混ぜては様子をうかがっています。
また、11月~3月は甕を暖めるためにヒーターを下に入れたりするそうで。
これは、もともとは籾殻(もみがら)などを入れて、煙を出して暖めていたとのことですよ。
なかなか藍の「ごきげん伺い」も楽ではないんですね。
肌に優しく、染め物としても古くから日本人に愛用されてきた藍染。
隆夫さんの工房では瞬間瞬間に変化する藍の色を楽しみながら、
オリジナルの藍染ストール等を作ることが出来ます。
独特の藍の香りに包まれて、その魅力に引き込まれてしまうひととき。
出来上がったらそのまま、優しい風に吹かれながら岡部の旧東海道を歩いてみるのも良いかもしれないですね。
また、工房では、布地や糸などを染め、服・小物などを作り販売しています。
近くにお出かけの際には、立ち寄ってみて下さいね。
◇
アトリエ・タカオ
〒421-1131 藤枝市岡部町内谷90
tel/ 054-667-0228
増井さんご夫妻、お手伝いの方、岡部中学校のみなさん ありがとうございました!
Posted by MAITOM at 22:00
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