2010年01月30日
人と農・自然をつなぐ人 杵塚歩
藤枝には無農薬のお茶園がいくつかありますが、
今日はそのうちの一つ、藤枝市滝沢の
人と農・自然をつなぐ会【無農薬茶の会】、杵塚歩さんを訪れました。
よろしくお願いします!

笑顔の歩さん、軽トラに「相棒」と一緒に登場!!
歩さんは、アメリカ留学で多くを学び、日本に戻って就農したという一見変わり者!?
ではなく、謙虚ながら、世界ヴィジョン「実践派」の底知れぬ芯のパワーを持つ女性です。
以前お会いしたこともあり、年も近く、関心も重なるので、尊敬と共に親近感。
早速案内してくれたのは、農薬を抜いて新しくミカンの木を植えた場所。
「これまで農薬を使って育てられた木は病害虫に弱いため、
無農薬に切り替えるために、弱い木から伐ってそこに幼木を植えています。
幼木から農薬を使わないで有機100%で育てることで病害虫にも負けない強い木になります。」
生産量、や効率化の中で「農業」が「工業」化しているといわれる時代の中、
無農薬にこだわった生産は決して簡単なものではなく、語りつくせるものではありません。
ここの畑でも、農薬・化学肥料を一切使わずに、
有機質肥料と堆肥、敷き藁などで土作りをしているそうです。
土中には無数の微生物が住み、これらの有機物を植物が吸収できるよう分解してくれます。
ミカン畑を歩いている途中、 あれ ・ ・ 土が

「イノシシが来るんですよ。」
本当に、よく見れば 凹 ボコボコ 凹 ・ ・

「でも不思議なことに、農薬を使って育てている畑のミカンはミカンを食べられてしまうのだけど、
ここの畑は土を掘り起こされるだけなんです(といっても耕運機並みだそうで)。
イノシシの好物はミミズなんだけど、
きっと たわわに実ったミカン よりも良い土のミミズの方が美味しいということなのかも 笑」
車の中でいろいろと興味深~いお話を聞きながら、次に向かうは茶畑!

うわぁ~! と思わず細胞が活性化するような絶景と綺麗に手入れされた茶畑。
太陽に光る茶葉を見渡しながら 一呼吸。
茶畑がこんなに綺麗だなんて!
それにこの幹、普通の茶樹とは生命力が違います。

無農薬は土作りから始めるため、土と太陽、自然の力で育った木々は、免疫力が強くなるようです。
人間とおんなじなんですね~

お茶畑が放置されている現状や農業や土作りのことについて語る歩さん。
ここではとても紹介しきれない 歩さんの熱い想いは歩さんが執筆している『息吹』で読むことが出来ます。
自然の描写、老人の知恵、農家の日々、自然への畏敬、
社会問題と自分・・
「文章書くのが好き」という歩さんの文章からは、メッセージが、風景が、伝わってきます。
「農家の人の生きる知恵は凄い! 一般の人に知られないのが残念。
もったいない。伝えたいし、畑だけではなく、暮らし全般の知識なんです。」
我が身の問題として農業や生態系、そして未来を見据えています。

この ↑ 風景にも ・ ・

拡大すれば、高齢のため管理できなくなり、放置されてしまった茶畑が。
普通の人には、言われなければ気づかないですよね。
代々続いてきた茶畑は、なんとか守りたい。荒らしてしまって申し訳ない。。
高齢で茶畑の面倒が見れなくなった農家の方々の思いはやりきれないのだと思います。
問題は山積みではあるけれど ・ ・ 歩さんは「楽しむ」ことを忘れてはいません!
2009年に立ち上げた、農に関わる若者の「わこうど結ネット」の活動。
農業を営む若者同士の「持ち寄り」ミーティング
農業大学生の合宿
田んぼコンサート(動画あり)の話
ポップで、手作り。 これは、楽しんでますね~!!
滝沢の畑がこんなに国際色豊かだったとは知りませんでした。

その中でも、
もう34年!にもなる農民組合の
「元やまびこ保育園での1泊2日“茶摘み交流会”」 は魅力的プログラム満載。
無農薬の参加者を中心に、全国から学生や消費者の方々などが集まって、
・山菜料理
・竹うつわづくり
・そば打ち
・こんにゃく手作り
・鳥締め
・新茶の手揉み
・乗馬
・懇親会料理作り
etc......
「ちょっと多すぎかもね 笑」
夕方からは毎年ゲストスピーカーを迎えて、「食」「ニュース」「食の安全」などについての講演を聴いたりするそうです。
前回は元・朝日のキャスターの伊藤千尋さんがゲストだったとか。

バックは元やまびこ保育園。
これもすべて父親である 杵塚敏明さん が
40年も前に農薬の危険感をもち、「無農薬茶の会」を立ち上げ
無農薬の切り替えを始めたことがはじまり。
杵塚敏明さんについてはコチラ!!

『無農薬茶は“百姓”の心意気』 杵塚敏明
2000年9月20日発行
発行/食べもの通信社
(※ 欲しい方は直接問い合わせてみてください。)
その他、杵塚家の周囲では楽しそうな体験がいろいろありそうです。
詳細はまた紙面に譲るとして。。
なぜ無農薬??
身体に害があるから?!
地球規模で、すべての生命の「循環の輪」は回っています。
その「一部としての自分」を考えるキッカケと発見が、杵塚家の畑にはいっぱい!!ありそうです。
家族で、仲間や、友達、子供と、生徒と、勿論ひとりでも!
「人と農・自然をつなぐ会」を訪れに、出かけてみて下さい。
◇
有限会社 人と農・自然をつなぐ会 【無農薬茶の会】
静岡県藤枝市滝沢1416-3
TEL (054)639-0033
FAX (054)639-0858
mail: tunagu_kai@yahoo.co.jp
やまびこ保育園での1泊2日 “茶摘み交流会”!!
4月下旬の土日、または5月
参加費¥4000 ¥2500
※ 詳細・日程は問い合わせください。

「百姓はロマンチストだ。
新芽の伸びるずーっと前から来年の新茶に思いを巡らせたり、
種まき前の畑に立ちどんな野菜で畑を満たそうか思案する。
少し目を瞑るだけで太陽の光に輝く茶の新芽や、金色の稲穂、
色とりどりの野菜で満ちる田畑が眼前に広がり心が躍る。
「今」の向こう側に明日を思い描き、だからこそ過去と未来をつなぐ「今」を大切に生きる。
種まき、施肥、田起こし、除草、収穫など、
その時々の作業を日々の天気と相談しながら的確に行う。
ロマンチストでありながら、リアリストでもある百姓の生き方やものの考え方は
きっとで永い自然との付き合いの中で遠い祖先の時代から脈々と受け継がれ、
私の中にも流れ込んでいるのだろう。」
『息吹』第70号「明日を思い描く」より一部抜粋
杵塚歩さん、杵塚敏明さん、ご家族の方々、ありがとうございました!
今日はそのうちの一つ、藤枝市滝沢の
人と農・自然をつなぐ会【無農薬茶の会】、杵塚歩さんを訪れました。
よろしくお願いします!
笑顔の歩さん、軽トラに「相棒」と一緒に登場!!
歩さんは、アメリカ留学で多くを学び、日本に戻って就農したという一見変わり者!?
ではなく、謙虚ながら、世界ヴィジョン「実践派」の底知れぬ芯のパワーを持つ女性です。
以前お会いしたこともあり、年も近く、関心も重なるので、尊敬と共に親近感。
早速案内してくれたのは、農薬を抜いて新しくミカンの木を植えた場所。
「これまで農薬を使って育てられた木は病害虫に弱いため、
無農薬に切り替えるために、弱い木から伐ってそこに幼木を植えています。
幼木から農薬を使わないで有機100%で育てることで病害虫にも負けない強い木になります。」
生産量、や効率化の中で「農業」が「工業」化しているといわれる時代の中、
無農薬にこだわった生産は決して簡単なものではなく、語りつくせるものではありません。
ここの畑でも、農薬・化学肥料を一切使わずに、
有機質肥料と堆肥、敷き藁などで土作りをしているそうです。
土中には無数の微生物が住み、これらの有機物を植物が吸収できるよう分解してくれます。
ミカン畑を歩いている途中、 あれ ・ ・ 土が
「イノシシが来るんですよ。」
本当に、よく見れば 凹 ボコボコ 凹 ・ ・
「でも不思議なことに、農薬を使って育てている畑のミカンはミカンを食べられてしまうのだけど、
ここの畑は土を掘り起こされるだけなんです(といっても耕運機並みだそうで)。
イノシシの好物はミミズなんだけど、
きっと たわわに実ったミカン よりも良い土のミミズの方が美味しいということなのかも 笑」
車の中でいろいろと興味深~いお話を聞きながら、次に向かうは茶畑!
うわぁ~! と思わず細胞が活性化するような絶景と綺麗に手入れされた茶畑。
太陽に光る茶葉を見渡しながら 一呼吸。
茶畑がこんなに綺麗だなんて!
それにこの幹、普通の茶樹とは生命力が違います。
無農薬は土作りから始めるため、土と太陽、自然の力で育った木々は、免疫力が強くなるようです。
人間とおんなじなんですね~
お茶畑が放置されている現状や農業や土作りのことについて語る歩さん。
ここではとても紹介しきれない 歩さんの熱い想いは歩さんが執筆している『息吹』で読むことが出来ます。
自然の描写、老人の知恵、農家の日々、自然への畏敬、
社会問題と自分・・
「文章書くのが好き」という歩さんの文章からは、メッセージが、風景が、伝わってきます。
「農家の人の生きる知恵は凄い! 一般の人に知られないのが残念。
もったいない。伝えたいし、畑だけではなく、暮らし全般の知識なんです。」
我が身の問題として農業や生態系、そして未来を見据えています。
この ↑ 風景にも ・ ・
拡大すれば、高齢のため管理できなくなり、放置されてしまった茶畑が。
普通の人には、言われなければ気づかないですよね。
代々続いてきた茶畑は、なんとか守りたい。荒らしてしまって申し訳ない。。
高齢で茶畑の面倒が見れなくなった農家の方々の思いはやりきれないのだと思います。
問題は山積みではあるけれど ・ ・ 歩さんは「楽しむ」ことを忘れてはいません!
2009年に立ち上げた、農に関わる若者の「わこうど結ネット」の活動。
農業を営む若者同士の「持ち寄り」ミーティング
農業大学生の合宿
田んぼコンサート(動画あり)の話
ポップで、手作り。 これは、楽しんでますね~!!
滝沢の畑がこんなに国際色豊かだったとは知りませんでした。
その中でも、
もう34年!にもなる農民組合の
「元やまびこ保育園での1泊2日“茶摘み交流会”」 は魅力的プログラム満載。
無農薬の参加者を中心に、全国から学生や消費者の方々などが集まって、
・山菜料理
・竹うつわづくり
・そば打ち
・こんにゃく手作り
・鳥締め
・新茶の手揉み
・乗馬
・懇親会料理作り
etc......
「ちょっと多すぎかもね 笑」
夕方からは毎年ゲストスピーカーを迎えて、「食」「ニュース」「食の安全」などについての講演を聴いたりするそうです。
前回は元・朝日のキャスターの伊藤千尋さんがゲストだったとか。
バックは元やまびこ保育園。
これもすべて父親である 杵塚敏明さん が
40年も前に農薬の危険感をもち、「無農薬茶の会」を立ち上げ
無農薬の切り替えを始めたことがはじまり。
杵塚敏明さんについてはコチラ!!
『無農薬茶は“百姓”の心意気』 杵塚敏明
2000年9月20日発行
発行/食べもの通信社
(※ 欲しい方は直接問い合わせてみてください。)
その他、杵塚家の周囲では楽しそうな体験がいろいろありそうです。
詳細はまた紙面に譲るとして。。
なぜ無農薬??
身体に害があるから?!
地球規模で、すべての生命の「循環の輪」は回っています。
その「一部としての自分」を考えるキッカケと発見が、杵塚家の畑にはいっぱい!!ありそうです。
家族で、仲間や、友達、子供と、生徒と、勿論ひとりでも!
「人と農・自然をつなぐ会」を訪れに、出かけてみて下さい。
◇
有限会社 人と農・自然をつなぐ会 【無農薬茶の会】
静岡県藤枝市滝沢1416-3
TEL (054)639-0033
FAX (054)639-0858
mail: tunagu_kai@yahoo.co.jp
やまびこ保育園での1泊2日 “茶摘み交流会”!!
4月下旬の土日、または5月
参加費¥4000 ¥2500
※ 詳細・日程は問い合わせください。
「百姓はロマンチストだ。
新芽の伸びるずーっと前から来年の新茶に思いを巡らせたり、
種まき前の畑に立ちどんな野菜で畑を満たそうか思案する。
少し目を瞑るだけで太陽の光に輝く茶の新芽や、金色の稲穂、
色とりどりの野菜で満ちる田畑が眼前に広がり心が躍る。
「今」の向こう側に明日を思い描き、だからこそ過去と未来をつなぐ「今」を大切に生きる。
種まき、施肥、田起こし、除草、収穫など、
その時々の作業を日々の天気と相談しながら的確に行う。
ロマンチストでありながら、リアリストでもある百姓の生き方やものの考え方は
きっとで永い自然との付き合いの中で遠い祖先の時代から脈々と受け継がれ、
私の中にも流れ込んでいるのだろう。」
『息吹』第70号「明日を思い描く」より一部抜粋
杵塚歩さん、杵塚敏明さん、ご家族の方々、ありがとうございました!
Posted by MAITOM at
22:00
│煎茶 ~Fujieda TEA culture~
2010年01月18日
「瓢月亭」でお茶しない? 玉露の里
岡部町、玉露の里
日本庭園が素敵な茶室「瓢月亭」へ。

この「瓢月亭」は地元の方々によって作られた茶室で、
町内でこの建物の名前を公募したところ、この名前に決定したそうです。
縁起物の「瓢箪」、そして
「月」は正面に見える「月見山」から由来しています。

この山からとっても綺麗に月が上がることから「月見山」と言われているそうですよ~。
毎年中秋の名月には、「観月の夕べ」が開催され、
幻想的なライトアップのなか、この月見山と最高に!!美しい月が、十分に堪能できるとのことです。
秋のデートにも ・♪~*・。*♪~・* ぜひお出かけくださいね。
それにしてもこの「瓢月亭」、
いたるところに瓢箪と月のモチーフが取り入れられています。

こんなところにも!

月は・・ あらまあ大胆にも、ここに。。

これは、「月見山」ですねっ。

探してみれば、ここもあそこも、本当に数え切れないほどのデザインが!!
名のごとく「瓢月亭」
数えれば30?それ以上はありそうです ・ ・ いくつ見つけられるかな~?
そんなユニークなお茶室では、玉露・つゆ茶・抹茶をを味わうことが出来ます。
玉露を煎れていただいたのは静風流・大久保先生!
玉露をこのように煎れて飲ませてもらえる場所は数少なく。とても貴重なんです。

「一煎目の香りがとても良くて。甘い。やわらかいくて、後味が残ります。」
「二煎目はやや渋みが出て、普段飲むお茶に近い味があります。」
丁寧に教えてくださいます。
続いて「露茶」。
初めて聞く方も多いと思いますが、蓋付きの杯の中にひとり分(3gほど)の茶葉を入れ、
50度程度の低温の湯を注ぎ、蓋をずらして飲むお茶です。
ここでは「露茶」用につくられたオリジナル茶器使用!
味は意外と薄く、クセもなく、美味しく頂けます。

そして!でたっ。
その後にポン酢を入れてお茶の葉を食べるんですね~。
これ、一杯分食べるだけでも量があるんですよ。
「家庭でも実践できるので、その場合は鰹節などを入れるとおいしいですよ。」
これは、「藤枝」と「焼津」のコラボレーションですねっ。
といえば・・
『藤枝茶と焼津のカツオ節は兄弟だった。』 と
西野眞さん(茶町・西野商店店主)がたまにお話されていますが
歴史にしても、文化や地形にしても
やっぱり「志太」のつながりが大切だな~と感じるこの頃です。
さて、「露茶」は、茶葉のすべての栄養をいただけるとのコトで、なんだかお得な気分です!
そして最後に美味しい「抹茶」を、津川先生に煎れていただきました。
ほっと一息。
「茶席」というと抹茶のイメージが先行しますが、
この瓢月亭はなんと言っても、「玉露」、さらに「つゆ茶」をところがポイントです。
外は日の光に緑がとっても綺麗です。

エサ発見!

外の池コイのエサをあげられるので、子供たちも一緒に楽しむことが出来ますね。

最近は、海外からのお客さんも増えているというコトでこの茶室も人気とのこと。
煎れ方を少し指導すると、韓国の方々などは喜ばれて、
「帰ったら長老や父親に入れてあげたいです。」
と!なんと素敵なコメントを残されていくようです。
私も、せっかくのお茶の産地「藤枝」に住んでるからには、
美味し~い 「もてなし」 のお茶を煎れられるようなろう。 と思う次第。
「瓢月亭でお手前体験」も、やってみたいですね!
この他に、
玉露の里には 食事処「茶の華亭」、お茶や地場産物の直売所があります。
また、新茶シーズンには
茶摘が体験できる「“お茶”まつり」では「お茶の天ぷら」も楽しめますよ~!
「お茶の天ぷら」って意外と県外や市外の方は知らないこともあるのですが、
めちゃめちゃ美味しいんですよ~っ!!!(天ぷら好き)
ちなみに、「“お茶”まつり」は毎年5月の第4土曜・日曜に開催しています。
(詳細はお問合せください。)
最近はめっきりCafeが主流になっていますが、
日本庭園で「お茶しない?」っていうのもなかなか素敵。
いつもとは違う、「オシャレ」で豊かな時間が過ごせそうですよ。
◇
玉露の里「瓢月亭」
玉露・つゆ茶・抹茶(より一つ選べます) 一席500円
庭園見学 無料
〒421-1115
藤枝市岡部町新船1214-3
tel/ 054-668-0019
Fax/ 054-668-0074
URL/ http://www.gyokuronosato.jp/
OPEN 10:00~17:00 (第4月曜、年末年始休業)

玉露の里の方々、お茶の先生方、ありがとうございました!
日本庭園が素敵な茶室「瓢月亭」へ。
この「瓢月亭」は地元の方々によって作られた茶室で、
町内でこの建物の名前を公募したところ、この名前に決定したそうです。
縁起物の「瓢箪」、そして
「月」は正面に見える「月見山」から由来しています。
この山からとっても綺麗に月が上がることから「月見山」と言われているそうですよ~。
毎年中秋の名月には、「観月の夕べ」が開催され、
幻想的なライトアップのなか、この月見山と最高に!!美しい月が、十分に堪能できるとのことです。
秋のデートにも ・♪~*・。*♪~・* ぜひお出かけくださいね。
それにしてもこの「瓢月亭」、
いたるところに瓢箪と月のモチーフが取り入れられています。
こんなところにも!
月は・・ あらまあ大胆にも、ここに。。
これは、「月見山」ですねっ。
探してみれば、ここもあそこも、本当に数え切れないほどのデザインが!!
名のごとく「瓢月亭」
数えれば30?それ以上はありそうです ・ ・ いくつ見つけられるかな~?
そんなユニークなお茶室では、玉露・つゆ茶・抹茶をを味わうことが出来ます。
玉露を煎れていただいたのは静風流・大久保先生!
玉露をこのように煎れて飲ませてもらえる場所は数少なく。とても貴重なんです。
「一煎目の香りがとても良くて。甘い。やわらかいくて、後味が残ります。」
「二煎目はやや渋みが出て、普段飲むお茶に近い味があります。」
丁寧に教えてくださいます。
続いて「露茶」。
初めて聞く方も多いと思いますが、蓋付きの杯の中にひとり分(3gほど)の茶葉を入れ、
50度程度の低温の湯を注ぎ、蓋をずらして飲むお茶です。
ここでは「露茶」用につくられたオリジナル茶器使用!
味は意外と薄く、クセもなく、美味しく頂けます。
そして!でたっ。
その後にポン酢を入れてお茶の葉を食べるんですね~。
これ、一杯分食べるだけでも量があるんですよ。
「家庭でも実践できるので、その場合は鰹節などを入れるとおいしいですよ。」
これは、「藤枝」と「焼津」のコラボレーションですねっ。
といえば・・
『藤枝茶と焼津のカツオ節は兄弟だった。』 と
西野眞さん(茶町・西野商店店主)がたまにお話されていますが
歴史にしても、文化や地形にしても
やっぱり「志太」のつながりが大切だな~と感じるこの頃です。
さて、「露茶」は、茶葉のすべての栄養をいただけるとのコトで、なんだかお得な気分です!
そして最後に美味しい「抹茶」を、津川先生に煎れていただきました。
ほっと一息。
「茶席」というと抹茶のイメージが先行しますが、
この瓢月亭はなんと言っても、「玉露」、さらに「つゆ茶」をところがポイントです。
外は日の光に緑がとっても綺麗です。
エサ発見!
外の池コイのエサをあげられるので、子供たちも一緒に楽しむことが出来ますね。
最近は、海外からのお客さんも増えているというコトでこの茶室も人気とのこと。
煎れ方を少し指導すると、韓国の方々などは喜ばれて、
「帰ったら長老や父親に入れてあげたいです。」
と!なんと素敵なコメントを残されていくようです。
私も、せっかくのお茶の産地「藤枝」に住んでるからには、
美味し~い 「もてなし」 のお茶を煎れられるようなろう。 と思う次第。
「瓢月亭でお手前体験」も、やってみたいですね!
この他に、
玉露の里には 食事処「茶の華亭」、お茶や地場産物の直売所があります。
また、新茶シーズンには
茶摘が体験できる「“お茶”まつり」では「お茶の天ぷら」も楽しめますよ~!
「お茶の天ぷら」って意外と県外や市外の方は知らないこともあるのですが、
めちゃめちゃ美味しいんですよ~っ!!!(天ぷら好き)
ちなみに、「“お茶”まつり」は毎年5月の第4土曜・日曜に開催しています。
(詳細はお問合せください。)
最近はめっきりCafeが主流になっていますが、
日本庭園で「お茶しない?」っていうのもなかなか素敵。
いつもとは違う、「オシャレ」で豊かな時間が過ごせそうですよ。
◇
玉露の里「瓢月亭」
玉露・つゆ茶・抹茶(より一つ選べます) 一席500円
庭園見学 無料
〒421-1115
藤枝市岡部町新船1214-3
tel/ 054-668-0019
Fax/ 054-668-0074
URL/ http://www.gyokuronosato.jp/
OPEN 10:00~17:00 (第4月曜、年末年始休業)
玉露の里の方々、お茶の先生方、ありがとうございました!
Posted by MAITOM at
22:00
│煎茶 ~Fujieda TEA culture~
2010年01月14日
アサギマダラと庭園の博士 玉露の里
藤枝市、岡部町の道の駅「玉露の里・瓢月亭」へ、

玉露の里には茶室体験や食事処、お茶や地場産物の直売所があり、
市外県外、そして最近では海外からのお客様も増えてきているスポットです。
今日はその中でも、
日本庭園とお茶室がある「瓢月亭」の庭園に注目!!
澄んだ朝比奈川を横に眺めながらの道のり、何となく心が澄んでいくようです。
さっそく車を止め、散策しながら茶室へ向かいましょう。
あっ。少しはなれたところに「ちゃっきり橋」発見!

平成8年に作られたとのコト。
少しゆれながら、木を踏みながら、ゆっくり渡ると

あぁ 朝比奈川は本当に水質が綺麗!

空気も澄んでいるからでしょうか、かなり透明度が高い気がします。
てくてく歩いていると、「ちょっとちょっと~」と樹がしゃべった!!

とおもったら、影から造園職人さん!!!
びっくりしたーっ
庭園の整備をしてくださっていたのは小柳津造園の「小柳津一美」さん!

「蝶々が・・・」 !?!?
なにやら、案内されるままに庭園をガイドいただくと。。
そこには1000KM以上を旅する蝶という! 「アサギマダラ」がいました!!
詳しくはこちらの看板をどうぞ↓

蝶って、華麗だけど儚いイメージがありますよね。
でも、、1500KMも旅するなんて。すごい。タフな蝶です。
一美さんによると、
「アサギマダラ」は秋の七草の一つである「ふじばかま」という植物に来るそうです。
厳密に言うと、ふじばかまの毒を食べるそうです。毒っ。
やはり美しさの裏に毒あり。



本土から沖縄へ行き、10~11月にまた戻ってくるそうで、
この玉露の里の日本庭園には ここ数年で来るようになったそうです。
人気がある蝶とのことで、「アサギマダラ」の追っかけ写真家もいるとか。。
確かに、すごいカメラを構えた方がいらっしゃいます。
聞いてみると ・・・ やはり、追っかけているそうです。
それにしても、植木の管理人の 小柳津一美さん。 詳しい!!
話に聞くと、このアサギマダラが来はじめてからインターネットで調べてもらったものを読むうちに
いろいろ詳しくなったとのこと。
でも、もうすっかりガイドさんのようです。
「この山には木の上に卵を産む「モリアオガエル」もいるんだよ。」
「茶室のこの石は何でここにあるかわかる?」

職業柄、山や茶道のことにも詳しいようです。
とても面白く庭園をガイドしていただきました!
「造園の職人さんと行く!庭園散策コース」なんてのも面白いなぁ~ と思いつつ。
もちろんですが、手入れのされた美しい庭園も見所なんです。
ここの日本庭園は本当に心が落ち着く場所で。
自然の凛っとした美しさに刺激されつつも、心休まる安堵感があります。
山に囲まれていて、なんとも壮大。

皆さんのんびりと。
こういう場に来るだけで、気分もスッキリ、
自然の美しさに満たされる気持ちと、とってもピースフルな気分がわいてきます。
いらしてる方々も、そういった一時を過ごしているようですねっ。
さてさて、次はそんな中に佇む「瓢月亭」へ、さあ茶室に入ってみましょう。。。

玉露の里のかたがた、小柳津一美さん、ありがとうございました!
>>>「瓢月亭」でお茶しない?へ続く。。
玉露の里には茶室体験や食事処、お茶や地場産物の直売所があり、
市外県外、そして最近では海外からのお客様も増えてきているスポットです。
今日はその中でも、
日本庭園とお茶室がある「瓢月亭」の庭園に注目!!
澄んだ朝比奈川を横に眺めながらの道のり、何となく心が澄んでいくようです。
さっそく車を止め、散策しながら茶室へ向かいましょう。
あっ。少しはなれたところに「ちゃっきり橋」発見!
平成8年に作られたとのコト。
少しゆれながら、木を踏みながら、ゆっくり渡ると
あぁ 朝比奈川は本当に水質が綺麗!
空気も澄んでいるからでしょうか、かなり透明度が高い気がします。
てくてく歩いていると、「ちょっとちょっと~」と樹がしゃべった!!
とおもったら、影から造園職人さん!!!
びっくりしたーっ
庭園の整備をしてくださっていたのは小柳津造園の「小柳津一美」さん!
「蝶々が・・・」 !?!?
なにやら、案内されるままに庭園をガイドいただくと。。
そこには1000KM以上を旅する蝶という! 「アサギマダラ」がいました!!
詳しくはこちらの看板をどうぞ↓
蝶って、華麗だけど儚いイメージがありますよね。
でも、、1500KMも旅するなんて。すごい。タフな蝶です。
一美さんによると、
「アサギマダラ」は秋の七草の一つである「ふじばかま」という植物に来るそうです。
厳密に言うと、ふじばかまの毒を食べるそうです。毒っ。
やはり美しさの裏に毒あり。
本土から沖縄へ行き、10~11月にまた戻ってくるそうで、
この玉露の里の日本庭園には ここ数年で来るようになったそうです。
人気がある蝶とのことで、「アサギマダラ」の追っかけ写真家もいるとか。。
確かに、すごいカメラを構えた方がいらっしゃいます。
聞いてみると ・・・ やはり、追っかけているそうです。
それにしても、植木の管理人の 小柳津一美さん。 詳しい!!
話に聞くと、このアサギマダラが来はじめてからインターネットで調べてもらったものを読むうちに
いろいろ詳しくなったとのこと。
でも、もうすっかりガイドさんのようです。
「この山には木の上に卵を産む「モリアオガエル」もいるんだよ。」
「茶室のこの石は何でここにあるかわかる?」
職業柄、山や茶道のことにも詳しいようです。
とても面白く庭園をガイドしていただきました!
「造園の職人さんと行く!庭園散策コース」なんてのも面白いなぁ~ と思いつつ。
もちろんですが、手入れのされた美しい庭園も見所なんです。
ここの日本庭園は本当に心が落ち着く場所で。
自然の凛っとした美しさに刺激されつつも、心休まる安堵感があります。
山に囲まれていて、なんとも壮大。
皆さんのんびりと。
こういう場に来るだけで、気分もスッキリ、
自然の美しさに満たされる気持ちと、とってもピースフルな気分がわいてきます。
いらしてる方々も、そういった一時を過ごしているようですねっ。
さてさて、次はそんな中に佇む「瓢月亭」へ、さあ茶室に入ってみましょう。。。
玉露の里のかたがた、小柳津一美さん、ありがとうございました!
>>>「瓢月亭」でお茶しない?へ続く。。
Posted by MAITOM at
22:00
│自然 ~Nature~