2010年02月20日
流木アーティスト~海からの贈り物~ 鈴木勝司さん
今回、取材させていただいたのは、岡部町の鈴木勝司さん。
素敵なお宅におじゃまさせて頂きました!

鈴木さんは、もとは静岡市の出身とのことですが、
移転先を探しているうちに、この岡部の空気感に惹かれ、引っ越してこられたとのこと。
朝の霧、差し込む朝日、輝く杉の樹。
静かに咲く満開の桜 揺れるコスモスの絨毯
何気ないところにある「宝石」のように美しい雫。
味覚狩り、お茶を組み合わせた友人を招いてのツアー大成功!のお話。
奥様と一緒にいろんな話を教えてくださって、
そのお話は聞けば聞くほど、魅力的っ *
早朝の朝焼けに、朝日に輝く樹に、会いにいきたい!!と思わせるほど。
心がキラッキラしてきますよ~。
さて、そんな鈴木勝司さんは、なんと流木作家さん!
しかも、まったく趣味のレベルを超えたものです。
それは ・ ・ ・ 説明するよりもみていただいた方がわかります。

(アクセサリーは娘さんの作品です!)


流木の形や雰囲気から発想するその創造性
それがとってもユニークで、
この流木は CDディスプレイに ワイン置きに そうなるためにここに来たのかしら?
と思わせるほどのフィット感です。
若い頃から水石や盆栽などの世界に入っていたという
その経験も作品と植物の組みあわせのなかで輝いているのでしょう!
(私に専門知識がないのが残念です・・)
また、作品の展示の際には、奥さまが花を生けたり、
娘さんのアクセサリーとコラボしたりするとのこと。
アーティスト一家なんですね~!!
そして、私がスゴ~~ク 気に入ってしまったのがこの少女っ!

すごいっ!!!!
ビーズで作られた本と言い、帽子といい、Cuteすぎです *・゜゚・*:.。..。.:*・゜♪
「流木は、どう置くか、どう使うか、とらわれない」
そんな勝司さんが、ひとつのエピソードを紹介してくださいました。
・ ・ ・ ・ とある、作品展示の機会に、
一人のサラリーマンが来られて。
じっと、作品の流木を見て、動かない。
話しかけてみると、普段は機会に囲まれて、機械相手の仕事をしているという。
日常に目に入るものはほとんどが機械。
そこで、鈴木さんの流木アートと出会い、
「 ・ ・ あぁ ・ ・ ・ ・ 」
と。 その方の心に強く感じたものがあったそうです。
自然のもの、曲線、それが引き出された作品の美しさに、釘付けになってしまった。
「こういったものを机の上に置きたい・・」
そこで、勝司さんはなんと、その方に手塩にかけた流木アート作品を プレゼントすると申し出たそうです。
完成までに、とっっても時間と手間をかけているにもかかわらず!!
「癒される人が多いみたいですね。」
「しかも流木は、手で触ることが出来るから、尚良い。
だから、木の本来の美しさと持ち味を生かすために、磨いて仕上げてます。」
確かにその手触りは、柔らかく、温かみさえ感じます。
海に落ちていた流木がこんな質感と輝きを発揮するんですね。。
サラリーマンの機械に囲まれた生活のなかで、
自然との繋がりを感じさせてくれる、思い出させてくれる
そんな力を持った 作品なのかもしれません。
「海に行ったときにゴミ同然に思えた流木が、磨き、大切にすることで生き返る。
あんなに白くてホコリだらけで、使えそうにないものを、生き返らせてね。
そうすると、流木を見る目が変わるでしょう。
ああ、あれは何に使えるな・・ とかね。」
また、別のかたからは、「流木を見る目が変わりました」という手紙を頂いたこともあるそうです。
「また、流木といっても、木の質から硬さなど千差万別さまざま。
この流木は、家具を使うのに切り落とされた大木の一部分だと思う。
家具職人は、こっちの使える部分がほしっかったんだろうけど、
僕はこっちの捨てられたところが 結局 ほしかったんだね。
だからちょうど良かった。 笑」
流木の形をみて、何でこういう形になったのか? 木のどういう部分だったのか?
ここは人が切った跡だ・・など、この流木の生い立ちや、流れ着く前に思いを馳せます。
いろんな物語を紡ぎだす様子は、聞いていてもとても楽しいひとときでした。
使えないと思うもの、いらないと思われているもの、
ゴミだと思っているものといった、
一見価値のないように思えるものでも大切に磨いたり、生かす場を与えれば
こんなに素敵に輝くし。 威厳さえ感じさせる。
「その木の形にしか、できないものがある」
そして、それは勝司さんの人に対する想いと重なるのではないかと。
私は個人的に思うわけです。
取材している間も、木を磨いてらっしゃいます。
奥さまによれば、テレビを見ながらでも、なにをしてても木を磨いていることが多いとのこと。
胸の辺りで、渇いたガーゼのような布だけで木を磨く姿は、
猫をなでているような、大切な宝物を磨いているような ・ ・ 。

長い年月の中で育った樹、それが切られ、または倒れ、河に流れ、海に行き、
地球のどこかの、海岸に打ち上げられる。
人間以上に長く生きてきた木の「最後」を、いたわり、愛し、大切にする。
勝司さんの磨く姿からはそんなことを感じます。
普段でも、部屋や物、目に入るカタチに □ の多い生活ですが。
(ちなみにアメリカ先住民の住居形やアートは ○ が多いんですよ~)
流木の、何でこうなる?!?というほどのユニークな形や
その曲線の美しさや手触りを確かめて、
人間以上の時間を生きてきた古木や、海を旅してきた物語を感じながら
インスピレーションを得て自分だけの作品をつくる。
そんな体験、素敵ですよね!!
これはツアー実施したいっ・・・との想いを秘めつつ、取材を終える一日でした。
◇
布製品・雑貨 卸 ベル
鈴木勝司
〒421‐1112
静岡県藤枝市岡部町殿34‐48
Tel:054-668-0008

鈴木勝司さん、奥さま、堀川さん、ありがとうございました!
素敵なお宅におじゃまさせて頂きました!
鈴木さんは、もとは静岡市の出身とのことですが、
移転先を探しているうちに、この岡部の空気感に惹かれ、引っ越してこられたとのこと。
朝の霧、差し込む朝日、輝く杉の樹。
静かに咲く満開の桜 揺れるコスモスの絨毯
何気ないところにある「宝石」のように美しい雫。
味覚狩り、お茶を組み合わせた友人を招いてのツアー大成功!のお話。
奥様と一緒にいろんな話を教えてくださって、
そのお話は聞けば聞くほど、魅力的っ *
早朝の朝焼けに、朝日に輝く樹に、会いにいきたい!!と思わせるほど。
心がキラッキラしてきますよ~。
さて、そんな鈴木勝司さんは、なんと流木作家さん!
しかも、まったく趣味のレベルを超えたものです。
それは ・ ・ ・ 説明するよりもみていただいた方がわかります。
(アクセサリーは娘さんの作品です!)
流木の形や雰囲気から発想するその創造性
それがとってもユニークで、
この流木は CDディスプレイに ワイン置きに そうなるためにここに来たのかしら?
と思わせるほどのフィット感です。
若い頃から水石や盆栽などの世界に入っていたという
その経験も作品と植物の組みあわせのなかで輝いているのでしょう!
(私に専門知識がないのが残念です・・)
また、作品の展示の際には、奥さまが花を生けたり、
娘さんのアクセサリーとコラボしたりするとのこと。
アーティスト一家なんですね~!!
そして、私がスゴ~~ク 気に入ってしまったのがこの少女っ!
すごいっ!!!!
ビーズで作られた本と言い、帽子といい、Cuteすぎです *・゜゚・*:.。..。.:*・゜♪
「流木は、どう置くか、どう使うか、とらわれない」
そんな勝司さんが、ひとつのエピソードを紹介してくださいました。
・ ・ ・ ・ とある、作品展示の機会に、
一人のサラリーマンが来られて。
じっと、作品の流木を見て、動かない。
話しかけてみると、普段は機会に囲まれて、機械相手の仕事をしているという。
日常に目に入るものはほとんどが機械。
そこで、鈴木さんの流木アートと出会い、
「 ・ ・ あぁ ・ ・ ・ ・ 」
と。 その方の心に強く感じたものがあったそうです。
自然のもの、曲線、それが引き出された作品の美しさに、釘付けになってしまった。
「こういったものを机の上に置きたい・・」
そこで、勝司さんはなんと、その方に手塩にかけた流木アート作品を プレゼントすると申し出たそうです。
完成までに、とっっても時間と手間をかけているにもかかわらず!!
「癒される人が多いみたいですね。」
「しかも流木は、手で触ることが出来るから、尚良い。
だから、木の本来の美しさと持ち味を生かすために、磨いて仕上げてます。」
確かにその手触りは、柔らかく、温かみさえ感じます。
海に落ちていた流木がこんな質感と輝きを発揮するんですね。。
サラリーマンの機械に囲まれた生活のなかで、
自然との繋がりを感じさせてくれる、思い出させてくれる
そんな力を持った 作品なのかもしれません。
「海に行ったときにゴミ同然に思えた流木が、磨き、大切にすることで生き返る。
あんなに白くてホコリだらけで、使えそうにないものを、生き返らせてね。
そうすると、流木を見る目が変わるでしょう。
ああ、あれは何に使えるな・・ とかね。」
また、別のかたからは、「流木を見る目が変わりました」という手紙を頂いたこともあるそうです。
「また、流木といっても、木の質から硬さなど千差万別さまざま。
この流木は、家具を使うのに切り落とされた大木の一部分だと思う。
家具職人は、こっちの使える部分がほしっかったんだろうけど、
僕はこっちの捨てられたところが 結局 ほしかったんだね。
だからちょうど良かった。 笑」
流木の形をみて、何でこういう形になったのか? 木のどういう部分だったのか?
ここは人が切った跡だ・・など、この流木の生い立ちや、流れ着く前に思いを馳せます。
いろんな物語を紡ぎだす様子は、聞いていてもとても楽しいひとときでした。
使えないと思うもの、いらないと思われているもの、
ゴミだと思っているものといった、
一見価値のないように思えるものでも大切に磨いたり、生かす場を与えれば
こんなに素敵に輝くし。 威厳さえ感じさせる。
「その木の形にしか、できないものがある」
そして、それは勝司さんの人に対する想いと重なるのではないかと。
私は個人的に思うわけです。
取材している間も、木を磨いてらっしゃいます。
奥さまによれば、テレビを見ながらでも、なにをしてても木を磨いていることが多いとのこと。
胸の辺りで、渇いたガーゼのような布だけで木を磨く姿は、
猫をなでているような、大切な宝物を磨いているような ・ ・ 。
長い年月の中で育った樹、それが切られ、または倒れ、河に流れ、海に行き、
地球のどこかの、海岸に打ち上げられる。
人間以上に長く生きてきた木の「最後」を、いたわり、愛し、大切にする。
勝司さんの磨く姿からはそんなことを感じます。
普段でも、部屋や物、目に入るカタチに □ の多い生活ですが。
(ちなみにアメリカ先住民の住居形やアートは ○ が多いんですよ~)
流木の、何でこうなる?!?というほどのユニークな形や
その曲線の美しさや手触りを確かめて、
人間以上の時間を生きてきた古木や、海を旅してきた物語を感じながら
インスピレーションを得て自分だけの作品をつくる。
そんな体験、素敵ですよね!!
これはツアー実施したいっ・・・との想いを秘めつつ、取材を終える一日でした。
◇
布製品・雑貨 卸 ベル
鈴木勝司
〒421‐1112
静岡県藤枝市岡部町殿34‐48
Tel:054-668-0008
鈴木勝司さん、奥さま、堀川さん、ありがとうございました!
Posted by MAITOM at
22:22
│アーティスト ~Art~
2009年12月14日
絵手紙ゴコロ 甲斐節子さん
最近手紙を書いた方~!いますか~!?
ハガキにしても手紙にしても、ついにはご祝儀袋までもインクジェットの時代になった今日
明朝体とゴシック体に、表現を奪われていませんか?
そんななか、人気があるのは。。ご紹介する「絵手紙」!!
字が下手です ・ ・
なのに絵なんて、とんでもない ・ ・
と思った方、そんなこと言わずに覗いてみましょう!!
絵手紙の先生は「甲斐節子」さん!

先日の“しずおか国民文化祭2009”でも大活躍しておられました。
甲斐さんの作品はなんといってもダイナミックな構図と文字!!
そして目を引く色合い。
和風なのになんだかポップ。 しかし味わい深い・・と言う感じです。
こういうシンプルでダイナミックな表現。大好きです。




蓮華寺池公園内にある「藤枝市文学館・ミュゼ藤ふじえだ」での体験教室。
なにやら甲斐さんの教室は人気があって、急遽こちらでも教室開催になったとのコト。
さっそく皆さん 準備を始め・・ 半紙に「渦」を書き出しました。

「これがね、筆の運びの練習なのよ」
と皆さんそろって渦を書き、おもしろそうです。
そして今回は、来年が寅年ということで、素材は 「虎」さん!
それぞれの素材を眺めながら、思い思いに筆を動かします。
絵手紙は通常、紙は和紙の画仙紙を使用して
それに、墨で線や文字を書き、顔彩(日本画の絵の具)で色づけを行います。
そしてそう、下書きなし!この「一発勝負!」 ここが、絵手紙の醍醐味です。
「どうなってもね、失敗じゃないから。
あっ!変になっちゃった! と思っても、それを活かすと すごく良くなる。」
失敗を恐れない。 Everything gonna be Alright ~ ♪
で行く自由な表現はなんとも気持ちがいいものです。
そして「だからこそ」、それぞれの個性が光ります。
キラリ キラリ と。

私が気に入ってしまったのはこのトラ!
「いや~ 変になっちゃった!!」
と言っていましたが、なんともインパクトある作品っ。

ガオーッ!!
絵手紙は、 「え+ひとこと」 と、とってもシンプルなものですが、
長い文章を書く以上に伝わってくるものがありますよね。

「絵手紙をいろいろなところで教えているけれど、
その場所その場所で生徒さんからは個性的な作品が出てきて、楽しませてもらっています。」
微笑
そうおっしゃる甲斐さんの作品も、いろんな遊びや工夫があって、さすが先生というおもしろさ!!
カレンダーや屏風などの大型のものも手がけていて、ときどき個展を開催しています。
既存の枠にはまらず、つねに可能性や表現を押し広げていく甲斐さんの
のびのびとした作品。展示。 こちらも、なにか、おおらかな心持になってきます。
家族や、友達が絵を書いて送ってくれるって、素敵ですよね!
作るのも楽しいけど、受け取った人はきっと笑顔になること間違いなし。
そんなに手をかけなくても、こんなに素敵なモノができると、
海外から来られた方々にも人気です。
旅の思い出に 一筆。
蓮華寺の自然の美しさを ひとこと。
一発勝負!失敗なし!の自由な表現に、きっと気持ちよくハマってしまいますよ。
◇
【甲斐節子先生の絵手紙教室・体験!!】
連絡先: tel:054-643-2661
※ 詳細問い合わせください
「仲良し絵手紙教室」
毎月・第一金曜日 9:30-11:30
場所:藤枝市文学館・ミュゼふじえだ(蓮華寺池公園内)
〒426-0014
静岡県藤枝市若王子500
TEL:054-645-1100
FAX:054-644-8514

甲斐さん、体験教室のみなさま、ありがとうございました!!
ハガキにしても手紙にしても、ついにはご祝儀袋までもインクジェットの時代になった今日
明朝体とゴシック体に、表現を奪われていませんか?
そんななか、人気があるのは。。ご紹介する「絵手紙」!!
字が下手です ・ ・
なのに絵なんて、とんでもない ・ ・
と思った方、そんなこと言わずに覗いてみましょう!!
絵手紙の先生は「甲斐節子」さん!
先日の“しずおか国民文化祭2009”でも大活躍しておられました。
甲斐さんの作品はなんといってもダイナミックな構図と文字!!
そして目を引く色合い。
和風なのになんだかポップ。 しかし味わい深い・・と言う感じです。
こういうシンプルでダイナミックな表現。大好きです。
蓮華寺池公園内にある「藤枝市文学館・ミュゼ藤ふじえだ」での体験教室。
なにやら甲斐さんの教室は人気があって、急遽こちらでも教室開催になったとのコト。
さっそく皆さん 準備を始め・・ 半紙に「渦」を書き出しました。
「これがね、筆の運びの練習なのよ」
と皆さんそろって渦を書き、おもしろそうです。
そして今回は、来年が寅年ということで、素材は 「虎」さん!
それぞれの素材を眺めながら、思い思いに筆を動かします。
絵手紙は通常、紙は和紙の画仙紙を使用して
それに、墨で線や文字を書き、顔彩(日本画の絵の具)で色づけを行います。
そしてそう、下書きなし!この「一発勝負!」 ここが、絵手紙の醍醐味です。
「どうなってもね、失敗じゃないから。
あっ!変になっちゃった! と思っても、それを活かすと すごく良くなる。」
失敗を恐れない。 Everything gonna be Alright ~ ♪
で行く自由な表現はなんとも気持ちがいいものです。
そして「だからこそ」、それぞれの個性が光ります。
キラリ キラリ と。
私が気に入ってしまったのはこのトラ!
「いや~ 変になっちゃった!!」
と言っていましたが、なんともインパクトある作品っ。
ガオーッ!!
絵手紙は、 「え+ひとこと」 と、とってもシンプルなものですが、
長い文章を書く以上に伝わってくるものがありますよね。
「絵手紙をいろいろなところで教えているけれど、
その場所その場所で生徒さんからは個性的な作品が出てきて、楽しませてもらっています。」
微笑
そうおっしゃる甲斐さんの作品も、いろんな遊びや工夫があって、さすが先生というおもしろさ!!
カレンダーや屏風などの大型のものも手がけていて、ときどき個展を開催しています。
既存の枠にはまらず、つねに可能性や表現を押し広げていく甲斐さんの
のびのびとした作品。展示。 こちらも、なにか、おおらかな心持になってきます。
家族や、友達が絵を書いて送ってくれるって、素敵ですよね!
作るのも楽しいけど、受け取った人はきっと笑顔になること間違いなし。
そんなに手をかけなくても、こんなに素敵なモノができると、
海外から来られた方々にも人気です。
旅の思い出に 一筆。
蓮華寺の自然の美しさを ひとこと。
一発勝負!失敗なし!の自由な表現に、きっと気持ちよくハマってしまいますよ。
◇
【甲斐節子先生の絵手紙教室・体験!!】
連絡先: tel:054-643-2661
※ 詳細問い合わせください
「仲良し絵手紙教室」
毎月・第一金曜日 9:30-11:30
場所:藤枝市文学館・ミュゼふじえだ(蓮華寺池公園内)
〒426-0014
静岡県藤枝市若王子500
TEL:054-645-1100
FAX:054-644-8514
甲斐さん、体験教室のみなさま、ありがとうございました!!
Posted by MAITOM at
22:00
│アーティスト ~Art~
2009年11月09日
一閑張り 服部あきよしさん
たびたび立ち寄らせていただく「こころ庵」。
本日は「一閑張り」の服部あきよし先生を目指して訪れました。

ちなみに「一閑張り」とは、
古くなった竹カゴなどに、使い古した本や帳面などの和紙を幾重にも糊で貼り固め、
強度を増すために表面に漆や柿渋を塗ったもので、
生活雑貨のリサイクルが原点ともいえるもの。
一説によれば、
17世紀前半、明から日本に帰化した「飛来一閑」の創始ともいわれる漆器の一種だそうです。
大相撲の関取の荷物入れや、お盆、机、箱・・ などがあるとのこと。
(服部先生「一閑張りの由来」より)

服部あきよしせんせいはもう15年くらい一閑張りを行っており、焼津・静岡・清水・島田・藤枝・・と幅広く活躍されています。
もともとの本業はデザイナー!
しかし、デザインの仕事が手書きからPCが主流になってきたときに、使い捨てられて行くデザインに
「・・何か残るものを」
と、一閑張りをやりはじめたとのこと。
現在は各地で行われるようになった一閑張りですが、服部先生がやり始めたころは
まだまだ注目されていなかったそうです。
全国、秋田から福岡まで回って教えたりしてきたとのこと。今は各地で生徒さんが教えだしたり・・
いわば一閑張りの先駆け人!!なのですね。
いまは、一閑張りブーム?!といえるほど各地で楽しまれているようです。
和紙でも良いものは100年持つといいますが、
この一貫張りも、修理等が可能なため、末永く楽しむことができますね~。
出来上がってから半年くらいで、柿渋がいい感じに色を出すそうですよ。
「紙」というと、今は「使い捨て」
せいぜい「裏紙利用かなー」という方が多いと思いますが、
紙って凄いんですね!!
漆や柿渋で、さらに ぐっ と渋く、ノスタルジック感を誘います。
また、時にとっても原始的な力強さを醸し出し。
こころ庵さんの今回の、銘仙と一閑張りのコラボも素敵です。

今回は体験の方が2名いらっしゃいましたが、和紙を貼り合わせていくその所作も丁寧で、
和紙をちぎり、糊を張り、竹籠にひとつづつ張り合わせていく
この一つ一つの所作が、なんとも優しく、じ~んとしてしまいました。
こうやって物を作ること自体が昔に思いをはせることに繋がっていくような気がします。

見ていて出来上がりがとっても楽しみでした。
わたしもいつか・・・と思いつつ。
みなさんも、和紙と竹篭と向き合うって、時間をタイムスリップするような体験。しませんか?
◇
服部先生の「一閑張り」
~藤枝教室~
毎月 第4金曜日 14:00-16:00
初回 ¥5000(登録費・材料費込) 2回目以降 ¥1500(会場費込)
※コーヒーサービス付!
会場:柏屋内和食処一祥庵
静岡県藤枝市岡部町岡部817
申込:一祥庵 054-667-5215 (月曜定休)
※出張教室あり!5名以上~
申込:工房 054-623-7066

服部先生、ありがとうございました!
本日は「一閑張り」の服部あきよし先生を目指して訪れました。
ちなみに「一閑張り」とは、
古くなった竹カゴなどに、使い古した本や帳面などの和紙を幾重にも糊で貼り固め、
強度を増すために表面に漆や柿渋を塗ったもので、
生活雑貨のリサイクルが原点ともいえるもの。
一説によれば、
17世紀前半、明から日本に帰化した「飛来一閑」の創始ともいわれる漆器の一種だそうです。
大相撲の関取の荷物入れや、お盆、机、箱・・ などがあるとのこと。
(服部先生「一閑張りの由来」より)
服部あきよしせんせいはもう15年くらい一閑張りを行っており、焼津・静岡・清水・島田・藤枝・・と幅広く活躍されています。
もともとの本業はデザイナー!
しかし、デザインの仕事が手書きからPCが主流になってきたときに、使い捨てられて行くデザインに
「・・何か残るものを」
と、一閑張りをやりはじめたとのこと。
現在は各地で行われるようになった一閑張りですが、服部先生がやり始めたころは
まだまだ注目されていなかったそうです。
全国、秋田から福岡まで回って教えたりしてきたとのこと。今は各地で生徒さんが教えだしたり・・
いわば一閑張りの先駆け人!!なのですね。
いまは、一閑張りブーム?!といえるほど各地で楽しまれているようです。
和紙でも良いものは100年持つといいますが、
この一貫張りも、修理等が可能なため、末永く楽しむことができますね~。
出来上がってから半年くらいで、柿渋がいい感じに色を出すそうですよ。
「紙」というと、今は「使い捨て」
せいぜい「裏紙利用かなー」という方が多いと思いますが、
紙って凄いんですね!!
漆や柿渋で、さらに ぐっ と渋く、ノスタルジック感を誘います。
また、時にとっても原始的な力強さを醸し出し。
こころ庵さんの今回の、銘仙と一閑張りのコラボも素敵です。
今回は体験の方が2名いらっしゃいましたが、和紙を貼り合わせていくその所作も丁寧で、
和紙をちぎり、糊を張り、竹籠にひとつづつ張り合わせていく
この一つ一つの所作が、なんとも優しく、じ~んとしてしまいました。
こうやって物を作ること自体が昔に思いをはせることに繋がっていくような気がします。
見ていて出来上がりがとっても楽しみでした。
わたしもいつか・・・と思いつつ。
みなさんも、和紙と竹篭と向き合うって、時間をタイムスリップするような体験。しませんか?
◇
服部先生の「一閑張り」
~藤枝教室~
毎月 第4金曜日 14:00-16:00
初回 ¥5000(登録費・材料費込) 2回目以降 ¥1500(会場費込)
※コーヒーサービス付!
会場:柏屋内和食処一祥庵
静岡県藤枝市岡部町岡部817
申込:一祥庵 054-667-5215 (月曜定休)
※出張教室あり!5名以上~
申込:工房 054-623-7066
服部先生、ありがとうございました!
Posted by MAITOM at
22:00
│アーティスト ~Art~
2009年11月09日
Chainsaw Artist 宮澤五郎さん
今日は、藤枝市・瀬戸屋の山奥に住むチェーンソーアーティスト宮澤五郎さんを取材させていただきました!
うわさに聞くチェーンソーアートとは・・
瀬戸谷の大久保キャンプ場のさらに奥へ車を走らせます。
見えてきたのは白い漆喰の素敵なログハウス(後で知りましたが手作り!)と、
トーテムポールのようなオブジェがたち並ぶ工房
赤いシャツにキャップの五郎さんが笑顔で出迎えてくれました。

優しい笑顔と謙虚な雰囲気でありながら、チェーンソーの扱い手らしき勢いを感じます。
作品もご覧の通り。ダイナミック!



ユーモアとアイディアが光る作品は、笑えるものからセンスの光るかっこいいものまで。
さまざまな作品がぞくぞくと。。
もともと版画をしていた五郎さんのデッサン力が、作品の立体感をパワフルに表現しています。
以前、依頼があって造ったという「トーテムポール」もカナダ先住民の真似じゃあつまらないということで、
ユニークな顔が連なる面白い作品です。
どこかで見かけた方もいらっしゃるのでは?
50代、仕事をやめて自分の好きなことをしようと手に取ったのがチェーンソー、
「どうせやるなら人と同じじゃあつまらない、人と違うことをしよう」
独自の感覚でチェーンソーでアートを始めた五郎さんですが、
チェーンソーアートのメッカはアメリカ。毎年、西部や東部で大会が行われています。
国土も家も大きいアメリカでは、チェーンソーアートはいたるところで大活躍!ビジネスとして成り立つ世界なんです。
五郎さんがもしアメリカに移住していれば、更なる活躍間違いなし。ですね。
実際、毎年大会からのお誘いがあり、アメリカの新聞記者からも移住のオファーがあったとのこと。
写真や新聞記事を紹介してくださりながら、国内外のいろいろな活躍エピソードを聞かせていただきました。
印象的なのは、ある小学校からの依頼。
小学校に昔からあった大木が老朽に伴って伐採された折、
生徒の見守る中、新たに小学校のシンボルを実演製作!!
依頼した先生、ナイスアイディアです!作品は何と、おおおお~きな靴。
これがメディアに取り上げられ、チェーンソーアートというものの存在を知るきっかけとなったとのこと。
6年前からは“CHAINSAW CARVING CLUB Shizuoka Japan”を設立、
仲間と共にアートを楽しんでいらっしゃいます。
クラブのステッカーやTシャツも五郎さんのデザイン。かっこいいですね~。

もちろん、サーファーで現役大学生、なんと30歳で静岡市議会議員に当選した息子さん、
宮沢けいすけさんのポスターもしっかり貼ってありましたよ。
若い頃はバイクを乗り回していたという五郎さん、
「チェーンソーを握る感覚がバイクと、ねぇ。似てるでしょ?」
と笑いながら。

そこで、私も実際に丸太を切らせていただくことに・・

確かに、木屑を飛ばしながら茶畑にエンジン音を響かせるスこのスカッ!と感と勢い。
なるほど~。
しかもなんとこのオイルの香りと音が、近所のイノシシ除けになっているとのことで!
山。茶畑。。。チェーンソーの響き。。 新しい藤枝の発見です。
独自の着眼点で作品を生み出す五郎さんのチェーンソーアートは
◇ 毎月第2日曜日に川根温泉で教室を開催。
◇ そして、来る12月、
2009年12月22日~28日 9:00~16:00〔最終日は15:00まで〕 匠宿で展示予定!
ぜひ、お出かけください。

五郎さん、今日はありがとうございました!
うわさに聞くチェーンソーアートとは・・
瀬戸谷の大久保キャンプ場のさらに奥へ車を走らせます。
見えてきたのは白い漆喰の素敵なログハウス(後で知りましたが手作り!)と、
トーテムポールのようなオブジェがたち並ぶ工房
赤いシャツにキャップの五郎さんが笑顔で出迎えてくれました。
優しい笑顔と謙虚な雰囲気でありながら、チェーンソーの扱い手らしき勢いを感じます。
作品もご覧の通り。ダイナミック!
ユーモアとアイディアが光る作品は、笑えるものからセンスの光るかっこいいものまで。
さまざまな作品がぞくぞくと。。
もともと版画をしていた五郎さんのデッサン力が、作品の立体感をパワフルに表現しています。
以前、依頼があって造ったという「トーテムポール」もカナダ先住民の真似じゃあつまらないということで、
ユニークな顔が連なる面白い作品です。
どこかで見かけた方もいらっしゃるのでは?
50代、仕事をやめて自分の好きなことをしようと手に取ったのがチェーンソー、
「どうせやるなら人と同じじゃあつまらない、人と違うことをしよう」
独自の感覚でチェーンソーでアートを始めた五郎さんですが、
チェーンソーアートのメッカはアメリカ。毎年、西部や東部で大会が行われています。
国土も家も大きいアメリカでは、チェーンソーアートはいたるところで大活躍!ビジネスとして成り立つ世界なんです。
五郎さんがもしアメリカに移住していれば、更なる活躍間違いなし。ですね。
実際、毎年大会からのお誘いがあり、アメリカの新聞記者からも移住のオファーがあったとのこと。
写真や新聞記事を紹介してくださりながら、国内外のいろいろな活躍エピソードを聞かせていただきました。
印象的なのは、ある小学校からの依頼。
小学校に昔からあった大木が老朽に伴って伐採された折、
生徒の見守る中、新たに小学校のシンボルを実演製作!!
依頼した先生、ナイスアイディアです!作品は何と、おおおお~きな靴。
これがメディアに取り上げられ、チェーンソーアートというものの存在を知るきっかけとなったとのこと。
6年前からは“CHAINSAW CARVING CLUB Shizuoka Japan”を設立、
仲間と共にアートを楽しんでいらっしゃいます。
クラブのステッカーやTシャツも五郎さんのデザイン。かっこいいですね~。
もちろん、サーファーで現役大学生、なんと30歳で静岡市議会議員に当選した息子さん、
宮沢けいすけさんのポスターもしっかり貼ってありましたよ。
若い頃はバイクを乗り回していたという五郎さん、
「チェーンソーを握る感覚がバイクと、ねぇ。似てるでしょ?」
と笑いながら。
そこで、私も実際に丸太を切らせていただくことに・・
確かに、木屑を飛ばしながら茶畑にエンジン音を響かせるスこのスカッ!と感と勢い。
なるほど~。
しかもなんとこのオイルの香りと音が、近所のイノシシ除けになっているとのことで!
山。茶畑。。。チェーンソーの響き。。 新しい藤枝の発見です。
独自の着眼点で作品を生み出す五郎さんのチェーンソーアートは
◇ 毎月第2日曜日に川根温泉で教室を開催。
◇ そして、来る12月、
2009年12月22日~28日 9:00~16:00〔最終日は15:00まで〕 匠宿で展示予定!
ぜひ、お出かけください。
五郎さん、今日はありがとうございました!
Posted by MAITOM at
22:00
│アーティスト ~Art~